お正月に、お餅と一緒に食べたくなるものの一つに、「おしるこ」や「ぜんざい」があります。
フリーズドライやレトルト品で手軽に市販のものも手に入りますが、「お正月に年に1回のタイミングで手作りする」という方もおられるのではないでしょうか。
ちなみに、ぜんざいとおしるこの違いは、粒がある方がぜんざい、粒のないサラサラしたものの方がおしることする場合が多いようです。
今回は、余ったぜんざいのアレンジレシピについてご紹介しましょう。どれも簡単に作れる和風スイーツですよ。
まずは、ぜんざいとホットケーキミックスを混ぜて、あずき蒸しパンにしてみましょう。あずきの素朴な甘味が、お茶とよく合います。
ホットケーキミックス1袋(100gから150g)に対して、ぜんざいはお椀1杯分(180ccから200cc)くらいを用意しましょう。
ホットケーキミックスとぜんざいをよく混ぜ合わせます。そしてカップケーキ型を用意しましょう。
型は、お弁当用のアルミ製のカップや、繰り返し使えるシリコンのカップ、ココット型など、蒸し器に入れて溶けないものを用意します。
型に、先ほど混ぜ合わせた生地を流し入れます。流し入れたら蒸し器に並べ、強火で15分くらい蒸します。
蒸し上がったものに竹串などを刺してみて、生の生地が着いてこなければ完成です。冷えないうちにいただきましょう。
蒸し器の方がふんわり仕上がりますが、「蒸し器が無い」または「蒸し器を出すのが面倒だ」という場合はレンジでもできます。
レンジを使う場合は、生地の水分をちょっと少なめにしましょう。
500Wのレンジで4分くらい加熱します。小さい型を使う場合は、型から溢れ出ないように注意しましょう。
次に市販のパイシートを使って、あずきパイを作ってみましょう。
あんこ入りのパイと言えば、有名な土産菓子店でも見かける和風洋菓子であり、そのおいしさはお墨付きです。
パイシートは2枚用意します。使い易いように解凍しておきましょう。パイに入れるぜんざいは、汁気が多い場合は一旦鍋で煮詰め、汁気を飛ばします。
ポテトサラダくらいの、流れ落ちない程度の硬さになればOKです。
次に、パイシートにまんべんなくフォークなどで穴を開けます。そして、汁気を飛ばしたぜんざいを1枚のパイシートの上に伸ばしましょう。
この時、後でもう1枚のパイシートで閉じることを考え、縁から2cmくらいはぜんざいを乗せないように注意しましょう。
ぜんざいの上に、お好みで、砕いたクルミや、1cm角くらいに刻んだバターをまき散らします。
その他、お鍋用の薄くスライスされた餅などをトッピングするのもおすすめです。
トッピングが終わったら、もう1枚のパイシートを、きれいに2枚を重ねるように被せて、縁をフォークの先で押しつぶして閉じましょう。
表面に卵黄を塗ると、仕上がりにツヤが出てきれいな見た目になります。オーブンは200℃に温めましょう。
温めたオーブンで25分くらい焼けば完成です。食べ易く切っていただきましょう。
最後に、パンケーキミックスにぜんざいを混ぜて、あずきホットケーキにしてみましょう。
ぜんざいに使った白玉があれば、一緒に混ぜて焼くとモチモチ食感を楽しめますよ。
ぜんざいが余った時は、これらの和風スイーツをぜひ試してみてくださいね。