鶏肉は、牛肉や豚肉に比べて値段も手頃で、安売りされていることもあるので主婦の味方の食材とも言えますね。
そんな鶏肉の特売の日に、「大量に買ってきた鶏肉で大量に唐揚げを作っちゃった」という場合もあるでしょう。
おかずとして、「足りたのは良いけど逆にいっぱい余っちゃった…」という場合、翌日に冷えた唐揚げをおかずにしたのでは嫌がられてしまう場合もあります。
こんな時に、余った唐揚げを上手に利用することができる、良いアレンジ料理をご紹介しましょう。
唐揚げをアレンジ料理にするには、酢豚風にしたり、丼にしたりする方法があります。
「酢豚風」というのは、揚げた豚肉で作るわけではなく鶏肉で作るため、正しくは「酢鶏」ということです。
酢豚を作るには、本来は揚げた豚肉と一旦素揚げした野菜が必要です。しかし唐揚げを使うことで、お肉を揚げる手間を省くことができます。
また、野菜に対して量が少なくなりがちなお肉も、たくさん余った唐揚げを使えばお肉がたくさん入った具だくさんの酢豚となり、お子様にも喜ばれます。
唐揚げで酢豚風の料理を作るには、まずは玉ねぎやピーマン、パプリカやタケノコ、ニンジンなどを素揚げしましょう。
火の通りにくいニンジンやタケノコは薄めに切るか、下茹でしてあらかじめ柔らかくしておくと良いでしょう。
「野菜の素揚げが面倒だ」という場合は、ニンジンは茹で、その他の野菜は多めの油で炒めるだけにしても良いですよ。
炒めて火を通した野菜と、茹でて火を通した野菜を一緒にフライパンに入れ、そこに余った唐揚げを入れましょう。
唐揚げが温まるように、そのまま軽く炒めます。炒めたら、水で溶いたケチャップか市販の酢豚の素などを加えて仕上げましょう。
ちなみに酢豚の甘酢あんを自分で作りたい場合は、お醤油と酒、お砂糖とお酢、ゴマ油などがあればできますよ。
味を見ながら、ケチャップやお砂糖、お酢などを加えます。味が決まったら、水溶き片栗粉でとろみをつけましょう。これで完成です。
その他、唐揚げを丼にする場合は、唐揚げをそのまま丼に乗せてレタスやマヨネーズなどとともにロコモコ丼風にするのも簡単です。
しかし、唐揚げを甘辛く煮てから丼に乗せるのもおいしいのでおすすめの方法です。余った唐揚げを、お醤油とお砂糖、お酒とみりんで甘辛く煮ます。
煮たものを汁ごとご飯に乗せるのも良いですし、さらに溶き卵を加えて唐揚げの親子丼風にするのもおいしいです。
甘辛い汁を吸った唐揚げの衣はご飯とよく合いますし、カイワレやネギなどを飾れば彩りもきれいですよ。
普通の鶏肉で作る親子丼とはひと味違う、コクのある親子丼になります。唐揚げが余った際はぜひ試してみてくださいね。
また、市販の唐揚げを買ってきて酢豚などにアレンジするのも、時間の無い時の献立におすすめですよ。"