ほうとうといえば、かぼちゃの甘みと味噌の味が、平打ちのうどんによく絡み、とくに寒い時季には身体を温めてくれる嬉しいメニューですね。
お店に食べに行くと、一人分でも小さめの土鍋一つ分ほどの量があるほうとうですが、もちろん自宅で手作りしても、たくさんできてしまうことが多いですよね。
翌日にそのまま温め直してもうどんが伸びていたり、どろどろになってしまうほうとう…
「どうにかおいしく食べられないかしら?」と困った経験のある方もおられるのではないでしょうか。
今回は、余ったほうとうをガラッと洋風アレンジで、きれいに食べ切るレシピをご紹介しましょう。
まずは、残ったほうとうにチーズを加えて、「ほうとうグラタン」にしてみましょう。味噌とチーズが意外とよく合いますよ。
最初に、残ったほうとうは、鍋に入れたまま火にかけて温めます。そこにバター10gと牛乳を加えながら、おたまやしゃもじなどでよく混ぜ合わせます。
大きな具材が残っている場合は、混ぜながらほぐします。よく混ざり、とろみがついてきたら、火を止めましょう。グラタン用の耐熱皿を用意します。
焦げ付きを防ぐため、耐熱皿の内側にバターかマーガリンを塗りましょう。そこに、先ほどバターと牛乳を混ぜ合わせたほうとうを流し入れます。
その上に、溶けるチーズをたっぷり乗せましょう。乗せたら、トースターに入れてチーズに焦げ目がつくまでこんがりと焼き上げます。
焼き上がれば、ほうとうグラタンの完成です。チーズも中身も熱いので、火傷に注意していただきましょう。
なお、バターと牛乳を加える際には、牛乳を一気に加え過ぎるとシャバシャバになってしまいます。
ですので、様子を見ながら少しずつ加え、濃いめのとろみがついた状態に仕上げるのがポイントです。
その他、残ったほうとうにはカレーのルウを加えて、和風味噌カレーにしてもおいしいですよ。ほうとうだった鍋をカレーにすると、普通に作ったカレーよりも甘みが増します。
かぼちゃの甘みでお子様でも食べ易い、甘口カレーになる他、味噌のだしがきいているので和風のほっこりしたカレーにしあがります。
ですので、カレーうどんなどにし てもおいしくいただけますよ。
さて、作り方は簡単です。残ったほうとうは、水分が少ない場合は牛乳か豆乳を足して、水分を補います。
また、具材が残り少ない場合は、豚肉の薄切りや、細く刻んだ油揚げ、千切りのニンジンなどを足しても良いでしょう。
残りのほうとうと牛乳や足した具材などを温めながら、かき混ぜたら、そこにカレールウを加えます。
カレールウは、ほうとうの残りの量によって調整しながら加えてください。
ほうとう自体少しとろみがあるので、普通にカレーを作るよりも少ない量のルウで、カレーにできるかと思います。
とろみがつくまで少し火にかければ完成です。ご飯にかけたり、温かいうどんにかけたりしていただきましょう。
ほうとうが余った時は、ぜひ試してみてくださいね。