そのような場合に、いくらさっぱり食べられるからと言って、「毎日お昼はおそうめんつゆでおそうめん」というのも飽きてしまうし、栄養の偏りも気になるものです。
今回はたくさん茹で過ぎて余ってしまったおそうめんや、おそうめんがたくさんある場合のアレンジ料理についてご紹介しましょう。
…さて、そもそもおそうめんは、小麦粉とお塩、油からできており、冷や麦やうどんの仲間です。
食べ方は、茹で上がったものを冷水でしめて、そうめんつゆにネギ、ミョウガやショウガなどの薬味を加えて食べるのが一般的ですね。
その他「にゅうめん」と呼ばれる食べ方では、熱いおうどんのおだしや好みの味のスープなどでラーメンのように食べる場合もあります。
また、沖縄の方では焼うどんのように他の具材と炒めて食べる方法もあります。これは沖縄では「ソーメンチャンプルー」と呼ばれています。
つまり、おそうめんは冷やしても温めても炒めても、工夫次第でおいしく食べられる食材というわけですね。
まずは、ソーメンチャンプルーについて紹介しましょう。ソーメンチャンプルーは、茹で上がったおそうめんがあれば、簡単に作れます。
沖縄のソーメンチャンプルーは、ツナ缶やランチョンミート缶などを使用しておそうめんを炒めて作りますが、具材はとくに何でもかまいません。
冷蔵庫に残っている、玉ねぎやニンジンやピーマン、ウインナーや豚肉に魚介など余っている食材や好きな物を使って作ってみましょう。
まずは、茹で上がったおそうめんを用意します。茹でてから時間が経っていて、麺同士がくっついて団子状になっている場合は、お水をかけてほぐしておくと炒めやすいでしょう。
次に、フライパンに油をひいて、玉ねぎや豚肉など好みの具材を炒めます。具材に火が通ったら、おそうめんを加えて炒め合わせましょう。
その後、お醤油と塩こしょう、酒、鶏ガラスープの素などで味を整えます。
焼きビーフンのような見た目ですが、焼きビーフンよりもモチッとした食感の麺料理にしあがります。冷たいおそうめんに飽きたら、試してみてください。
その他、うどんだしを使って、かけうどん風のにゅうめんにするのもおいしいですが、「さっぱり食べたい」という場合には、冷やし中華風やそうめんサラダもおすすめです。
冷やし中華風とは、読んでそのままの料理で、冷やし中華の麺の代わりにおそうめんを使用する方法です。
冷やし中華の麺よりも細いおそうめんで作る冷やし中華は、のどごしも良く、食欲の無い時でも食べやすいですよ。
なお、おそうめんで冷やし中華を作る場合には、甘酢ダレよりもゴマダレの方が合うかもしれません。
そうめんサラダは、冷製パスタに近い料理です。茹で上がって冷やしたおそうめんに刻んだトマトやちぎったレタス、大葉などを加えて、オリーブオイルや塩こしょう、レモン汁などで和えます。
おそうめんと一緒にお野菜も摂れるので、「お野菜を摂りたいな」という時にはおすすめの食べ方ですね。
また、うちではおそうめんの余った翌日、お味噌汁に入れて少し煮たおそうめんを食べる、という料理がありました。
おそうめんのせいで、少しとろみのついたお味噌汁は、意外とおいしいですよ。