昨日のカレーも大変身!残り物で簡単リメイクアイデア料理

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夏のお昼ご飯によく登場するのが「おそうめん」ですよね。お中元などで人から頂いて、おそうめんがたくさん家にある…という方もおられるのではないでしょうか。

そのような場合に、いくらさっぱり食べられるからと言って、「毎日お昼はおそうめんつゆでおそうめん」というのも飽きてしまうし、栄養の偏りも気になるものです。

今回はたくさん茹で過ぎて余ってしまったおそうめんや、おそうめんがたくさんある場合のアレンジ料理についてご紹介しましょう。

…さて、そもそもおそうめんは、小麦粉とお塩、油からできており、冷や麦やうどんの仲間です。

食べ方は、茹で上がったものを冷水でしめて、そうめんつゆにネギ、ミョウガやショウガなどの薬味を加えて食べるのが一般的ですね。

その他「にゅうめん」と呼ばれる食べ方では、熱いおうどんのおだしや好みの味のスープなどでラーメンのように食べる場合もあります。

また、沖縄の方では焼うどんのように他の具材と炒めて食べる方法もあります。これは沖縄では「ソーメンチャンプルー」と呼ばれています。

つまり、おそうめんは冷やしても温めても炒めても、工夫次第でおいしく食べられる食材というわけですね。

まずは、ソーメンチャンプルーについて紹介しましょう。ソーメンチャンプルーは、茹で上がったおそうめんがあれば、簡単に作れます。

沖縄のソーメンチャンプルーは、ツナ缶やランチョンミート缶などを使用しておそうめんを炒めて作りますが、具材はとくに何でもかまいません。

冷蔵庫に残っている、玉ねぎやニンジンやピーマン、ウインナーや豚肉に魚介など余っている食材や好きな物を使って作ってみましょう。

まずは、茹で上がったおそうめんを用意します。茹でてから時間が経っていて、麺同士がくっついて団子状になっている場合は、お水をかけてほぐしておくと炒めやすいでしょう。

次に、フライパンに油をひいて、玉ねぎや豚肉など好みの具材を炒めます。具材に火が通ったら、おそうめんを加えて炒め合わせましょう。

その後、お醤油と塩こしょう、酒、鶏ガラスープの素などで味を整えます。

焼きビーフンのような見た目ですが、焼きビーフンよりもモチッとした食感の麺料理にしあがります。冷たいおそうめんに飽きたら、試してみてください。

その他、うどんだしを使って、かけうどん風のにゅうめんにするのもおいしいですが、「さっぱり食べたい」という場合には、冷やし中華風やそうめんサラダもおすすめです。

冷やし中華風とは、読んでそのままの料理で、冷やし中華の麺の代わりにおそうめんを使用する方法です。

冷やし中華の麺よりも細いおそうめんで作る冷やし中華は、のどごしも良く、食欲の無い時でも食べやすいですよ。

なお、おそうめんで冷やし中華を作る場合には、甘酢ダレよりもゴマダレの方が合うかもしれません。

そうめんサラダは、冷製パスタに近い料理です。茹で上がって冷やしたおそうめんに刻んだトマトやちぎったレタス、大葉などを加えて、オリーブオイルや塩こしょう、レモン汁などで和えます。

おそうめんと一緒にお野菜も摂れるので、「お野菜を摂りたいな」という時にはおすすめの食べ方ですね。

また、うちではおそうめんの余った翌日、お味噌汁に入れて少し煮たおそうめんを食べる、という料理がありました。

おそうめんのせいで、少しとろみのついたお味噌汁は、意外とおいしいですよ。

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市販のパスタの麺といえば、1kg入りで売られているものが多いですが、一人分ずつあらかじめ分けてあるものもありますね。

しかし、分けてないものと比べて少々割高であるため、1kgそのまま入っているものを選んで買う方も多いのではないでしょうか。

そのような商品の場合、茹でる際に一人分ずつしっかり計って茹でれば余ることもないのですが、ちょっと横着をして適当な量で茹でてしまうこともありますよね。

たくさん茹でてしまったパスタは、ソースとの兼ね合いなどから、その日に無理して食べてしまう方もおられるでしょう。

その他、捨ててしまうという方や、翌日にナポリタンなどにして炒めて食べる方などがほとんどではないかと思います。

たくさん茹でて余ってしまったパスタの、良いアレンジ料理があるので、パスタを余らせてしまった場合は、ぜひ試してみてください。

その料理とは、「ドリアパスタ」です。「ドリアパスタ」とはあまり聞き慣れない料理ですが、ある県では県民食なのだとか…テレビで観たことがあります。

さて、ドリアパスタの作り方ですが、まず余ったパスタは温め直すのに「30秒ほど熱湯で茹でる」という方法が簡単でおすすめです。

ですので、「パスタが団子状に固まってしまうのを防ぐため、オリーブオイルかバターを絡める」という方法がありますが、その必要はありません。

余ったパスタはそのまま、翌日まで密封容器などに入れて冷蔵庫で保存しておきましょう。

ちなみに茹でた麺は賞味期限が早くなります。冷蔵で、なるべく3日以内には食べ切るようにしましょう。

余ったパスタを熱湯で30秒ほど茹で温め直したら、お湯をよく切ってグラタン皿などの耐熱皿に移しましょう。

その後、お皿の中で麺にオリーブオイルかバターを絡めて、麺同士がくっつくのを防ぎます。

そのパスタの上に、市販のドリアソースをかけます。ドリアソースの上に、ピザ用などの溶けるチーズやパン粉、粉チーズなどをかけましょう。

なお、ドリアソースを手作りしたい時は、バターと薄力粉、牛乳と固形ブイヨン、塩こしょうなどで作ることができます。

二人分の分量だと、小さめの鍋にバター20gを溶かして、そこに焦げないように薄力粉20gを少しずつ加えて炒め混ぜます。

牛乳350gと固形ブイヨン1個を少しずつ加えて、塩こしょうで味を整えましょう。

それを、オーブンかトースターで焦げ目が付くくらいまで焼き上げます。温度設定が可能なオーブンなら、230℃で10分くらいが適当です。

焦げ目が付き過ぎる場合は、焦げやすい場所にアルミ箔を被せて焼くと、焦げにくくなりますよ。

これで、表面はパリっとして中はトロトロのソースが絡んだ、ドリアパスタのできあがりです。

ちなみにドリアパスタを作る際のソースですが、カレーやシチューの残り、カルボナーラソースなどでも代用が可能です。

いずれも麺にソースをかけて、チーズやパン粉をかけて焼き上げるという簡単な方法で、おいしくできあがります。


ぜひ、お好みのソースでドリアパスタを試してみてくださいね。

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"小さなお子様から食べ盛りの子、夫など家族がみんな大好きで、たくさん作っても足りなくなる料理…といえば「鶏の唐揚げ」ではないでしょうか?

鶏肉は、牛肉や豚肉に比べて値段も手頃で、安売りされていることもあるので主婦の味方の食材とも言えますね。

そんな鶏肉の特売の日に、「大量に買ってきた鶏肉で大量に唐揚げを作っちゃった」という場合もあるでしょう。

おかずとして、「足りたのは良いけど逆にいっぱい余っちゃった…」という場合、翌日に冷えた唐揚げをおかずにしたのでは嫌がられてしまう場合もあります。

こんな時に、余った唐揚げを上手に利用することができる、良いアレンジ料理をご紹介しましょう。

唐揚げをアレンジ料理にするには、酢豚風にしたり、丼にしたりする方法があります。

「酢豚風」というのは、揚げた豚肉で作るわけではなく鶏肉で作るため、正しくは「酢鶏」ということです。

酢豚を作るには、本来は揚げた豚肉と一旦素揚げした野菜が必要です。しかし唐揚げを使うことで、お肉を揚げる手間を省くことができます。

また、野菜に対して量が少なくなりがちなお肉も、たくさん余った唐揚げを使えばお肉がたくさん入った具だくさんの酢豚となり、お子様にも喜ばれます。

唐揚げで酢豚風の料理を作るには、まずは玉ねぎやピーマン、パプリカやタケノコ、ニンジンなどを素揚げしましょう。

火の通りにくいニンジンやタケノコは薄めに切るか、下茹でしてあらかじめ柔らかくしておくと良いでしょう。

「野菜の素揚げが面倒だ」という場合は、ニンジンは茹で、その他の野菜は多めの油で炒めるだけにしても良いですよ。

炒めて火を通した野菜と、茹でて火を通した野菜を一緒にフライパンに入れ、そこに余った唐揚げを入れましょう。

唐揚げが温まるように、そのまま軽く炒めます。炒めたら、水で溶いたケチャップか市販の酢豚の素などを加えて仕上げましょう。

ちなみに酢豚の甘酢あんを自分で作りたい場合は、お醤油と酒、お砂糖とお酢、ゴマ油などがあればできますよ。

味を見ながら、ケチャップやお砂糖、お酢などを加えます。味が決まったら、水溶き片栗粉でとろみをつけましょう。これで完成です。

その他、唐揚げを丼にする場合は、唐揚げをそのまま丼に乗せてレタスやマヨネーズなどとともにロコモコ丼風にするのも簡単です。

しかし、唐揚げを甘辛く煮てから丼に乗せるのもおいしいのでおすすめの方法です。余った唐揚げを、お醤油とお砂糖、お酒とみりんで甘辛く煮ます。

煮たものを汁ごとご飯に乗せるのも良いですし、さらに溶き卵を加えて唐揚げの親子丼風にするのもおいしいです。

甘辛い汁を吸った唐揚げの衣はご飯とよく合いますし、カイワレやネギなどを飾れば彩りもきれいですよ。

普通の鶏肉で作る親子丼とはひと味違う、コクのある親子丼になります。唐揚げが余った際はぜひ試してみてくださいね。

また、市販の唐揚げを買ってきて酢豚などにアレンジするのも、時間の無い時の献立におすすめですよ。"

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